「超人粉」 鎮魂歌(5)

(ヤハウェ)に殺されたモーゼ

旧約聖書/申命記32章。

48節 主はモーゼに告げて仰せられた。

50節 あなたの兄弟アロンがホル山で死んでその民に加えられたように、
    あなたもこれから登るその山で死に、あなたの民に加えられよ。

51節 あなたがたがツィンの荒野のメリバテ・カデシュの水のほとりで、
    イスラエル人の中で、わたしに対して不信の罪を犯し
    わたしの神聖さをイスラエル人の中に現わさなかったからである。

52節 あなたは、わたしがイスラエルの人々に与えようとしている地を、
    はるかにながめることはできるが、その地へはいって行くことはできない。

旧約聖書/申命記34章。

4節 そして主は彼に仰せられた。わたしが、アブラハム、イサク、ヤコブに、
    『あなたの子孫に与えよう』と言って誓った地はこれである。
    わたしはこれをあなたの目に見せたが、
    あなたはそこへ渡って行くことはできない。

5節 こうして主の命令によって主のしもべモーゼは、
    モアブの地のその所で死んだ。

旧約聖書/民数記20章。

12節 主はモーゼとアロンに言われた。
    「あなたがたはわたしを信ぜず、わたしをイスラエルの人々の前に
    聖なる者としなかった。それゆえ、あなたがたは、この集会を、
    わたしが彼らに与えた地に導き入れることはできない」

註 モーゼの死については、上記の通り、
   旧約聖書/申命記32章・48・50・51・52節 及び、
   旧約聖書/民数記20章12節に出ています。
   民数記は所謂『メリバの水事件』です。

 モーゼの『死』にいたる『罪』
1 コラの事件(民16・17) − 下級祭司レビと祭司アロンの間で祭儀権の争い。
2 アロンの杖 − 12部族間での大祭司の優位性の実証(民17)。
3 メリバの水事件(民20) − 民の反抗とモーゼの罪(民20・2〜13)。
4 外敵との交渉と戦い(民20・14〜24・25)。
5 呪術者バラムがイスラレルを呪うが、失敗(民22〜24)。
6 青銅の蛇事件(民21・4〜9) − 偶像信仰の名残。
7 ペオル・ゴスビ事件(民25)− 国際結婚に神の怒り。

 何故、偉大な預言者モーゼを『罪人』としたのか?
   何故、『殺した』のか!!。


  モーゼは神と出会った最高の聖なる人であり、律法の制定者です。
  その教祖モーゼが罪を犯し、罰せられるなど、まともな宗教ではありえません。
  これは、モーゼの偶像化、神格化の拒否・否定です。
  十戒のうち、最も遵守出来なかった、偶像崇拝の危険を防ぐためです。
  このため祭司P文書を編集した祭司は、あえてモーゼにも罪ありと
  書き加えたのです。実に恐るべきモーゼ五書の律法遵守精神です。
  その代わり大祭司がモーゼと同等かそれ以上の最高権威を持ったのです。
  (集会の書45・6〜17、50・1〜21参照)
  金の子牛事件(出32章)も、モーゼのカリスマに頼る危険を暗示しています。
  また、モーゼの墓の所在を不明として(申命記34・6)その石像化(偶像化)
  防止しています。最高の聖人であるモーゼの墓さえ不明です。
  徹底した偶像拒否です。
  神以外は全て相対化しているのが旧約聖書の全体像で
  実に恐るべき唯一神思想なのです。
  これが、モーゼをして『罪人』とし、『殺した』 旧約聖書の実態なのです。

  怨霊鎮魂 日本義塾 新村 紘宇二 http://超人クラブ.com

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